諸説あるところですが、なぜ優待取りをするとよいのでしょうか。

それは、「生活が豊かになるから」に尽きると思います。

優待取りで取った商品を転売することで利益を上げることが直接的な生活の豊かさに繋がるかどうかは別問題として、例えば優待取りで取ったクオカ―ドを使って買い物をすれば、財布には理論的にはその分の現金が残るハズです。また、その資金でさらに株を買うことにより、株の保有コストを確実に下げることができます。

一方、書籍やテレビで紹介されている節約術のようなものに頑張って取り組んでも、実際の効果はそれほど大きくありません。もちろん、ムダなスイッチを切ったり、クーポンサイトを利用することで安く買い物をしたりといった心がけは大切だと思いますが、優待取りと比較するとその効果は限定的と言わざるを得ません。

さらに言うと、「現金」の価値を軽視している人が多すぎると思うのです。現金は、何でも買うことができるという点で、最も価値の高いものです。有効期限の設定もありません。逆に言うと、「優待取りで入手不能、金券屋でも入手不能、クーポンもない、クレジットカードも使えないといった場合に限って現金で買い物をしている人」は、どれだけいるのでしょうか・・・優待取りをすれば、取得コストはわずか1割にも満たないケースがあります。残りの9割は貯蓄に回すこともできれば、上述のように株の保有に回すことができます。これに取り組まないのは、合理的な生き方をしていないと言っても過言ではありません。実際、私が現金を使うケースというのは月に数回、ほとんど記憶にないくらい稀なことです。現実問題として、「クレジットカードの使えないラーメン屋」くらいだと思います。

リスクのない投資手法という観点で言えば、「最強」だと思います。これが、私が優待取りをする理由です。